失敗・工夫・立ち上がり (11/07/19) - ことば集 - 【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

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失敗・工夫・立ち上がり (11/07/19)

iPS細胞を作った京大山中先生が、テレビで研究は失敗・工夫・立ち上がりの繰り返しだとおっしゃっていました。

受精したばかりの細胞はどの器官にもなり得る万能性を有していますが、ひとたびどの器官かに分化すると万能性を失います。iPS細胞は偶然見つかったのではなく、分化してしまった細胞と分化前の細胞との遺伝子の違いを探し、分化した細胞でもこの遺伝子を加えることで分化前の万能細胞に戻るのではないかというアイデアで研究戦略を作り、4つの遺伝子を見つけ出し、加えたことでiPS細胞の作成に成功しました。

挫折の連続だったのでしょうが、戦略を信じ、失敗・工夫・立ち上がりの連続だったのでしょう。戦略を作って行動する事が大事で、結果が予想に反していたらその前の戦略に不備があったのであり、反省や工夫をしてまた挑戦します。失敗したら相談したり、先人の教えや技術をひもといてみれば答えが見つかることも多いのです。山中先生もご自分の成果を先人の研究に負うところが大きかったとおっしゃっていました。

まだiPS細胞がガン化しやすかったり、分化の誘導効率が悪かったりと実用化には時聞がかかりそうですが、山中先生の「私は頑張っています」という表情をしていないところに、そして謙虚なところに実力の奥行きを感じます。

当社でも女子医大のプロジェクトに参加してiPS細胞を培養していますが、マウスの万能細胞とは異なって増殖が悪く、すぐ分化したり、死んでしまうので扱いにくいようです。我々も転んで、転んで、転んで、が多いのですが、転ばなければ立ち上がらないので、思い切り転んで立ち上りましょう。