就職難 (11/07/01)
昨年は12月1日で翌4月卒業予定者の3割以上の就職が決まっていないという超就職氷河期でした。しかし当社のような中小企業にとっては相変わらず採用難です。
学生は安定志向で大企業に目が向いています。当社がハローワークや就職雑誌で募集しても応募者は少なく、企業の合同説明会に参加しても、大企業や普段見慣れた業界の会社のブースは人だかりなのに、当社のように知名度がない会社には人が寄りつきません。「当社は良い会社だゾ」と叫びたくなります。
例えば3万人の男子と1万人の女子がお見合いをして3万人の男子が1,000人の美人に心を寄せてしまうと、29,000人の男子と9,000人の女子があぶれ ることになります。採用難と就職難が同時に進行しているのです。しかも内定をもらう学生は数社からもらうので、抱き寄せようと思ったら逃げてしまったという事態もあります。1年以上も学業を離れて就職活動に明け暮れ、しかも付け焼き刃の面接練習ばかりしていては何のための大学か分かりません。
大企業に就職してもやりたい仕事に就けるわけではなく、殆どがどうでも良い歯車の仕事をしていることを学校で教えていただきたいと思います。企業の99.7%は中小企業で、その活力なしには社会が成り立たないし、小企業ほど一人の役割が大きいのです。当社のような価値のある仕事、やりがいのある仕事場に目を向けて欲しいものです。我々も嘆いてばかりいないで、心がハンサムなのをアピールしないといけませんね。