子育ちのお手伝いで毎日過ぎていきます (11/04/15)
2011年の年賀状で昔、三島事業所に勤めていて、現在1才4ヶ月の娘さんを子育て中のAさんからいただいた言葉です。1才4ヶ月の子供は親の期待と裏腹にやんちゃだったり、泣きわめいたりしますが、子供のかわいさや将来への期待等でおつりが来ます。子供は親の分身ではなく、別の人格を持って生まれてきます。親の思うように育てようと思うのは親の傲慢です。子供の個性を認めながら、特技・特徴を伸ばしてあげるように、誇りを持った人生を歩めるように緩やかな枠をあてがって育つのを待つのが親の役目で、それでも人にぶつかりながら、社会にもまれながら親子とも育つのでしょう。
中学の時先生が「馬を水辺まで連れて行くことは出来るが水を飲むかは馬が決める」と言っていました。環境を与えることは出来ても、それを生かすか殺すかは本人のやる気次第です。私たちは自分の意志で人生を選択したのであり、結果を人のせいにはできません。歳を取ると若いときに張った弓を放った速度で飛んでいるだけです。若いときの何かへの一所懸命は弓の張りになって財産としてずっと蓄積されます。特に若い人は自分を育てて欲しいと思います。