
【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット
良いにつけ悪いにつけ、人生タイトロープだと思います。細いロープを踊り場から踊り場まで渡りきればラッキーで、途中で落ちる可能性もはらんでいるし、やっと渡っても次の踊り場まで、また渡る必要があるかも知れません。
私は最初に就職した会社を辞めて、どうやって生活しようかと思っていたところ、同級生に酸素センサーの手ほどきを受け、作った酸素センサーを東工大の助手だった同級生がバイオセンサーに利用し、そのセンサーを見た大学の先輩から発酵用DOセンサーの開発依頼をいただき、その酸素センサーを気に入ってくれた武田薬品から培養装置の開発依頼をいただき、これを作るのにいろいろな人に技術を提供していただき・・・果てしもなくラッキーが続きました。誰か一人にでもめぐり合わなかったら、ロープから落ちて、まったく違う人生を歩んでいたはずです。
今の当社は社員の努力やお客様のおかげでロープが太く、複数になっています。それでもロープの掛け違いや計算外でずり落ちる危険はいつでもあります。