製品ラインナップ
細胞分散ツール・スターラー
iPS細胞由来の細胞凝集塊やオルガノイド、スフィアの単細胞分散に。
- シリンダーが高速回転することによって生じるテイラー渦流を分散反応に利用。
- 個人差が生じやすい細胞凝集塊から単細胞を分散する作業を標準化することができます。
- シリンダーの回転による反応なので、細胞の物理的損傷を最小限に抑えることができます。
■細胞分散ツール
処理液量が異なるスモールスケールとベンチトップスケールの2種を用意。
■細胞分散スターラー
温度調節機能付き。ヒーターユニットの交換で2タイプの細胞分散ツールに対応。
■仕様
細胞分散ツール
型式 | スモールスケール :BWVD-60B ベンチトップスケール :BWVD-250A |
液量 | ~20mL(スモールスケール)、~100mL(ベンチトップスケール) |
材質 | PC、PE、PP ほか |
包装 | ガンマ線滅菌済み個別包装 |
細胞分散スターラー
型式 | スターラーユニット :BWSD-250NC-A スモールスケールヒーターユニット :BZWSD-HU60 ベンチトップスケールヒーターユニット :BZWSD-HU250 |
スターラーユニット | 200~2000rpm、室温~45℃ |
ヒーターユニット | スモールスケール、ベンチトップスケールの各分散ツールに対応 |
■アプリケーション1
ヒトiPS 細胞の凝集塊の単細胞分散
結果の概要
●ベンチトップスケールを用いたヒトiPS細胞凝集塊の分散反応の時間経過(図1)。
●異なる分散方法による細胞収量の比較(図2)。
●細胞分散ツールによる処理は、用手法とほぼ同等かそれ以上の収量の細胞を得ることができます。
■アプリケーション2
ヒトiPS 細胞の凝集塊の単細胞分散
結果の概要
●バイオリアクターで浮遊撹拌培養して細胞凝集塊を形成、細胞分散ツールで単細胞分散。
●分散した単細胞をより大きなスケールのバイオリアクターへ再播種して浮遊撹拌培養。
●100mL、500mL、1500mLの各液量のバイオリアクターでほぼ同等の細胞生育。
●細胞分散ツールで処理した細胞は、処理後も増殖性を維持していることがわかります。