製品ラインナップ
動物細胞大量培養装置
キャスターごとオートクレーブします。付着性・浮遊性とも対応できます。
- スピンナーフラスコを大型化したものなのでスピンナーフラスコとの培養条件の比較が容易です。
- 定置滅菌型培養装置のように培養槽周辺にバルブや配管がないので設置スペースが狭くて済み、それらに起因する故障やコンタミ、メンテナンスなどが生じません。
- 装置が単純なので故障が起きにくく、保守が容易で培養準備や培養後の洗浄などがしやすいです。
- 槽内を観察できるため解析や条件検討が容易です。
- 軽量でキャスター付なので移動しやすいです。
- 槽はスイングするので洗浄しやすいです。
■概要
本装置は、オートクレーブ滅菌型の動物細胞大量培養槽を備え、滅菌・培養・洗浄等の工程は培養槽を架台にのせたまま行います。細胞の接着・誘導・分離等の操作も槽内で行えます。
酸素などのガス交換は泡の出ない多孔性テフロンチューブ方式で、高密度培養(107cells/mL)にも対応できます。
細胞分離用にジャケット付沈澱管を装備しており、パーフュージョンが可能です。
制御には専用の制御装置を用意してあります。制御装置は以下の操作を自動化しています。
1.接着シーケンス
2.培養(パーフュージョン操作含む)
3.洗浄シーケンス
4.誘導シーケンス
5.トリプシン処理シーケンス
6.液送シーケンス
■仕様
培養槽容量 | 全容220L 液量150L 以下各種 |
撹拌 | 方式:メカニカルシール搭載、回転数:10~100rpm、撹拌翼:かい型テフロン |
通気 | 多孔性テフロンチューブ |
沈殿管 | ジャケット付ガラス製 |
材質 | 培養槽:耐熱ガラス、天板:SUS316、その他接液部:テフロンおよびSUS316 |
付属品 | 温度、pH、DO、液面センサー、ステンレス製排気コンデンサー |